先週(せんしゅう)まで、夏(なつ)のような暑さ(あつさ)が続いて(つづいて)いたのに、急(きゅう)に気温(きおん)が下がり(さがり)、寒さ(さむさ)を感じる(かんじる)ようになりました。
寒(さむ)くなってきたとき、よく使う(つかう)のが「はだ寒い(さむい)」と「うすら寒い(さむい)」。それぞれ、どんな意味(いみ)でしょうか。
・はだ寒い(さむい):肌(はだ)に空気(くうき)をつめたく感じる(かんじる)こと。秋(あき)が来て(きて)肌(はだ)に空気(くうき)を冷たく(つめたく)感じる(かんじる)ことをいいます。したがって、夏(なつ)の終わり(おわり)から秋にかけてのころの表現(ひょうげん)として使う(つかう)のが伝統的(でんとうてき)な使い方(つかいかた)です。
・うすら寒い(さむい):少し(すこし)寒い(さむい)感じ(かんじ)のこと。例えば(たとえば)、夜(よる)になっていつの間(ま)にか気温(きおん)が下がって(さがって)いる時(とき)、「うすら寒い(さむい)」と感じる(かんじる)でしょう。夏(なつ)でも、夕方(ゆうがた)以降(いこう)寒く(さむく)なってくることがあるため、「うすら寒い(さむい)」と感じる(かんじる)ことがあるでしょう。また、夏(なつ)は電車(でんしゃ)に強い(つよい)冷房(れいぼう)が効いていることがあり、「うすら寒い(さむい)」と感じる(かんじる)こともあります。
似た(にた)表現(ひょうげん)ではありますが、少し(すこし)ずつ寒く(さむく)なってきた秋には、「はだ寒く(さむく)なってきましたね。」というあいさつがよいようです。