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薬味(やくみ)で元気(げんき)に

日本(にほん)の夏(なつ)はとても蒸し暑い(むしあつい)ので、さっぱりとした、のどごしのいい{食べ物(たべもの)や飲み物(のみもの)がのどをとおるときに無理なく(むりなく)とおること}食べ物(たべもの)が好まれます(このまれます)。


例えば(たとえば)、そうめんは、代表的(だいひょうてき)な夏(なつ)の食べ物(たべもの)です。そうめんとは、こねた小麦粉(こむぎこ)を糸(いと)のように細く(ほそく)のばした麺(めん)です。そうめんは、冷やして(ひやして)「つゆ」と呼ばれる(よばれる)醤油(しょうゆ)ベース(べーす)のつけだれと一緒(いっしょ)に出される(だされる)ことが多い(おおい)です。そのとき、「薬味(やくみ)」とよばれるものを一緒(いっしょ)に食べます(たべます)。


「薬味(やくみ)」とは、料理(りょうり)の風味(ふうみ)を増し、食欲(しょくよく)を高める(たかめる)ための野菜(やさい)や香辛料(こうしんりょう)です。 また、香り(かおり)や彩(いろどり)を加える(くわえる)他(ほか)、冷えた(ひえた)体(からだ)を温めたり(あたためたり)、殺菌(さっきん)効果(こうか)などさまざまな作用(さよう)があります。


そうめんの薬味(やくみ)には、ねぎ、しょうが、みょうが、大葉(おおば)などを使います(つかいます)。


・ねぎ:血行(けっこう)をよくし、疲労(ひろう)物質(ぶっしつ)を分解(ぶんかい)する成分(せいぶん)が入って(はいって)いるため、肩こり(かたこり)や疲労(ひろう)回復(かいふく)にも効果(こうか)が期待(きたい)できるそうです。


・しょうが:しょうがの香り(かおり)には、食欲(しょくよく)増進(ぞうしん)効果(こうか)があります。食欲(しょくよく)がなくなりやすい夏場(なつば)にぴったりの薬味(やくみ)です。弱った(よわった)胃(い)を元気(げんき)にしてくれる効果(こうか)もあるそうです。


・みょうが:みょうがの香り(かおり)には、消化(しょうか)促進(そくしん)、血流(けつりゅう)改善(かいぜん)や免疫力(めんえきりょく)向上(こうじょう)から眠気覚まし(ねむけざまし)まで、多方面(たほうめん)での効果(こうか)を期待(きたい)できます。しょうがと同じ(おなじ)ように食欲(しょくよく)増進(ぞうしん)効果(こうか)もあります。


・大葉(おおば):β(べーた)カロテン(かろてん)やビタミン群(びたみんぐん)、カルシウム(かるしうむ)にミネラル類(みねらるるい)など数多く(かずおおく)の栄養素(えいようそ)がバランス(ばらんす)良く(よく)含まれ(ふくまれ)おり、メイン(めいん)の料理(りょうり)に足りない(たりない)栄養素(えいようそ)を補う(おぎなう)ことができます。


どの薬味(やくみ)もスーパーマーケット(すーぱーまーけっと)や八百屋(やおや)で手(て)に入れる(いれる)ことができます。今度(こんど)そうめんを食(た)べるときには、ぜひ、「薬味(やくみ)」も一緒(いっしょ)に食べて(たべて)みましょう。




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