「暦(こよみ)」とは、今(いま)の「カレンダー(かれんだー)」のことです。
また、季節(きせつ)の区分け(くわけ)や季節(きせつ)によるおもな行事(ぎょうじ)などをまとめた一覧表(いちらんひょう)のことも「暦(こよみ)」といいます。
日本(にほん)には季節(きせつ)をこまやかに感じる(かんじる)昔ながら(むかしながら)の暦(こよみ)があります。一(いち)年(ねん)を24に分けた(わけた)「二十四節気(にじゅうしせっき)」、そして二十四節気(にじゅうしせっき)の1つの節季(せっき)をさらに3つに分けた(わけた)のが「七十二候(ななじゅうにこう)」です。
二十四節気(にじゅうしせっき)は、天球上(てんきゅうじょう)の太陽(たいよう)の通り道(とおりみち)(黄道(こうどう))を15度(ど)ずつ24等分(とうぶん)して決められて(きめられて)います。
立春(りっしゅん)、立夏(りっか)、立秋(りっしゅう)、立冬(りっとう)を区切り(くぎり)に4つの季節(きせつ)を決め(きめ)、それぞれの季節(きせつ)を6つの節気(せっき)に分け(わけ)、農作業(のうさぎょう)を行う(おこなう)目安(めやす)にしたり、行事(ぎょうじ)を行ったり(おこなったり)しています。
2023年(ねん)8月(がつ)8(よお)日(か)は二十四(にじゅうし)節気(せっき)で「立秋(りっしゅう)」です。暑さ(あつさ)が頂点(ちょうてん)を迎え(むかえ)、秋(あき)の気配(けはい)が立ち始める(たちはじめる)ころです。
朝夕(あさゆう)は少し(すこし)涼しい(すずしい)と感じられる(かんじられる)日(ひ)もでてきます。日中(にっちゅう)は、まだまだ暑い(あつい)日(ひ)が続きます(つづきます)が、吹く(ふく)風(かぜ)、空(そら)に浮かぶ(うかぶ)雲(くも)、虫(むし)の音(ね)、草木(くさき)の色(いろ)の変化(へんか)など、小さな(ちいさな)秋(あき)の訪れ(おとずれ)を見つけて(みつけて)みませんか。